近江の荒れたる都を過ぎし時に
柿本朝臣人麻呂の作る歌

『ささなみの志賀の唐崎
幸くあれど
大宮人の
船待ちかねつ(30)』

『ささなみの志賀の大わだ
淀むとも
昔の人にまた逢はめやも(31)』