『沖つ島 荒磯の玉藻 潮干満ち い隠り行かば 思ほえむかも(918)』
『若の浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴き渡る(919)』
ここは異郷です。異郷にあっては、ただひたすらにそこにいます神を 畏敬しましょう。 なぜ神がいるのがわかるのかって? 「清き渚」に「風が吹い」て「白波が騒ぎ」、「潮の満干」があって 「荒磯」に生えている「玉藻」を「海人娘子」が刈り、「鶴鳴く」ところは、神域です。 みだりに立ち入ってはいけないのですよ。